- 2011-09-21 (水) 22:58
- 裁判資料
オーストリア法医学会会長・インスブルック医科大学法医学研究所副所長のヴァルテル・ラブル博士が、絞首刑に関する質問に答えた回答書です。
絞首刑では首が切断される場合があることや、2~3分間意識を保ったまま窒息死する場合があること、それらが日本の刑場でも起こり得ること、絞首刑で即死する例はまれであることなどを同博士は述べています。
ラブル博士回答書(1)
弁護人の質問1~11とラブル博士の回答
以下の質問に御回答下さい。回答方法については、質問1にまず御回答頂くようお願いいたしますが、その他の質問に関しては各質問に個々に御回答頂いても一括してお答え頂いてもいずれでも結構です。
質問1 貴殿の法医科学者としての経歴と業績(著作および論文)についてお書き下さい。
ヴァルテル・ラブル | 大学助教授(医学博士) |
1977~1983年 | インスブルック・レオポルト―フランツ大学で医学を学ぶ |
1983~1989年 | インスブルック法医学研究所(GMI)医学専攻 |
1985年 | 公衆衛生官研修 |
1992年以降 | 公的証明および認定を受けた法医学専門医(法毒物学および生物染色を含む) |
1991~1992年 | スイス、ザンクト・ガレン法医学研究所。ザンクト・ガレン市公衆衛生官 |
1998年 | 博士号取得後教授資格取得(テーマ:「心肺蘇生により発生した損傷」) |
1986~2000年 | GMI生物染色分析部門。1997年以降オーストリア国立DNAデータベース。 |
2000年以降 | GMI法毒物学部門(2002年以降ISO/IEC17025認証による研究施設) |
2004年以降 | オーストリア法医学会会長(ÖGGM ; www.oeggm.com) |
現在の地位 | インスブルック法医学研究所副所長 |
質問2 絞首刑において絞首された者の頭部離断(完全な離断および不完全な離断を含む)は起こり得るのでしょうか。仮にそうであれば、どのような条件の下で起こり得るのでしょうか。貴殿は頭部離断を伴う縊死に関してどんな調査・研究をなされましたか。その方法と結果を御説明下さい(ファイル番号1~7を添付しております〈注 日、豪、米、加、イラクおよび英国の絞首刑で首が切断された例を示す資料〉)。
起こり得ます。頭部離断の危険性はいくつかの要因に依存しています。ロープの長さ、ロープの柔軟性、絞首された者の体重、ロープの太さ、結び目の位置等……
首つり自殺による完全な頭部離断の1事例に基づいて、我々は完全な頭部離断に必要とされる力に関する生体力学的実験および計算を行いました。頸部の皮膚(150ニュートン毎センチメートル)、摘出したままの頸椎(1000ニュートン)および頸部の筋肉(例えば胸鎖乳突筋で──80ニュートン)の引っ張り強さを加算して、我々は頭部離断の限界値が約12000ニュートンであると理解しました。次に我々は体重およびロープの長さに依存する等力曲線を算出しました。ロープの弾性および輪縄が締まることによって生ずるロープの長さの延長は係数s(減速距離)として表現されました。論文は1995年に刊行されました(ラブルら「頭部離断を伴った縊死 事例報告 生体力学」〈犯罪学雑誌〉195巻31~37頁)。
質問3 英国の「死刑に関する英国審議会(1949~1953)」は「受刑者は過度に短い落下距離を落とされゆっくりと窒息して死亡する可能性があった」(参考資料7)と報告しました。絞首刑において絞首された者が意識を保ったままでゆっくりと窒息死することは起こり得るのでしょうか。
起こり得ます。これは典型的な死因でしょう。延髄の圧迫を伴う椎骨の脱臼骨折によって起こる迅速な死は、通常の絞首刑において異例の事です。
質問4 貴殿は「絞首刑による死因の多様性」(〈放射線学〉196巻3号615頁)に言及されました。絞首刑においてあり得る死因を全て列挙して下さい。
– 頸部の動静脈の圧迫によって起こる窒息
– 咽頭の閉塞によって起こるゆっくりとした窒息(非対称的な絞扼の場合、1~2分間意識がある可能性がある)
– 頭部離断
– 延髄の圧迫を伴う椎骨骨折(まれ)
– 迷走神経損傷によって起こる急性心停止
質問5 絞首刑による死は「ほぼ瞬間的」としばしば言われます。それは真実でしょうか。回答の理由もお示し下さい。
絞首刑によって起こる死が「ほぼ瞬間的」であるのはごくわずかな例外――延髄が深刻な損傷を受けた時だけです。頸部の動脈(頸動脈および椎骨動脈)の完全閉塞の場合、意識失消までに5~8秒かかります。直後に心停止をきたすような迷走神経への強い刺激があった場合(まれ)には、意識がある時間は約10~12秒続きます。もし全ての頸部の動脈が圧迫されなければ(これはロープの非対称的な位置のために絞首刑において典型的です!!)、意識のある時間は2~3分に及んで続くかも知れません。
以下の質問6~9は日本の絞首刑についてです。最高裁判所は明治6年太政官布告65号(参考資料9)の有効性を認めています。仮に現行の絞首刑が同布告に従って執行されているのであれば、「落下表」(訳注 絞首刑を執行する際に、受刑者の体重に応じて同人を落下させる距離を決定し、ロープの長さを調整するための表)に基づいて死刑を執行する余地はありません。しかし、実際に表(もしくは類似したもの)を実際に使用しているか否かは明らかではありません。私共は日本において落下表が少なくとも正式には採用されていないと言うことができます。
質問6 1883年7月6日の絞首刑執行中に不完全な頭部離断事故が発生したと報じた2つの新聞記事(参考資料1および2〈注 絞首刑で小野澤おとわの首が切断されたと報じる新聞記事〉)を添付しております。この事故の原因を推定して頂けますか。
新聞記事は絞首刑執行中の不完全な頭部離断の1事例を記述しています。この事故は長過ぎるロープ(落下の高さ)と死刑囚の高体重の組み合わせで起こったと最も考えられます。弾力性がないロープが固く結ばれていれば、それは促進要因となった可能性があります。
質問7 仮に法律(参考資料8〈注 刑法11条1項および刑事収容法179条〉)および布告(参考資料9)に基づいて、高さ約4メートルの踏み板がある現在の日本の刑場(参考資料10〈注 刑場のイラストなど〉)で絞首刑が執行されるとして、頭部離断やゆっくりとした窒息死の可能性がありますか。日本の絞首刑における頭部離断や意識を保ったままのゆっくりとした窒息死の危険性は落下表を使用している国と同じでしょうか。回答の理由を御説明下さい。
もちろん日本のこの前提下では、頭部離断もしくは意識を保ったままのゆっくりとした窒息死の高い危険性が存在するでしょう。「正確な」落下表なるものがあるとすれば、それは一方で頭部離断の危険性を減らすかも知れませんが、他方でより低い落下の高さ(ロープの長さ)は意識を保ったままのゆっくりとした窒息死の危険性を増やします。落下の高さと体重以外にも、絞首刑による損傷のパターンに影響するいくつかの重要な要因があります。例えば、ロープの力学的な特性、解剖学的差異、結び目の種類…… 落下の長さが、予想通りの、もしくは一定の結果をもたらすことはないと既に示されています(レイら「絞首刑で発生した損傷」〈米国法医病理学雑誌〉15巻183~186頁1994年)
質問8 100キログラムもしくはそれ以上の体重のある(私共の依頼人のような)受刑者の絞首刑における頭部離断と意識を保ったままのゆっくりとした窒息死の危険性は、69.1キログラム(2005年の40~49歳日本人男性の平均体重)の男性と同じでしょうか。貴殿は100キログラムを超過する体重の受刑者全員に対して「適切な」落下距離を与えることができるとお考えでしょうか(参考資料11〈重い体重の死刑囚の絞首刑で、首の切断の可能性を認めた米国の判決〉および12〈米軍の死刑執行マニュアル〉)。回答の理由を御説明下さい。
体重だけからは「適切な」落下距離を算出できる可能性はありません。発生する力の程度と方向に影響する他の要因がいくつか他にあります。仮に正確な力を計算することができたとしても、この力が特定の個人に対してどのような効果をおよぼすかは予想することはできません。
ノークスらは1999年に、頭部離断、脊髄切断による迅速な意識消失、および一定時間明瞭な意識があった後の死の間には明確な境界点がないと述べました(ノークスら「絞首刑の生体力学 事例報告」〈法医科学〉39巻61~64頁1999年)。
質問9 落下表の正式な採用もしくは他の科学的な改良によって日本の絞首刑から頭部離断や意識を保ったままのゆっくりとした窒息死の危険性を同時になくすことは可能とお考えですか。回答の理由を御説明下さい。
落下表が正式に採用されても頭部離断や意識を保ったままのゆっくりとした窒息死の危険性を減らすことはできません。なぜならそのような表は損傷のパターンを決める全ての要素を取り込むことができないからです。
質問10 もしあれば、貴殿がお考えになる絞首刑の残虐性を御説明いただけますか。それを銃殺刑および致死薬物注射の残虐性と比較して頂けますか。
私の意見では、いかなる死刑の執行方法も残虐であり、かつオーストリアの医師が資格を取って卒業する日に遵守を宣言するヒポクラテスの誓いと矛盾します。特定の個人に対する影響を予見し得る科学的な可能性がないので、絞首刑は残虐な行為の極端な実例です。絞首刑の多くの場合、死は瞬間的ではなく、一定の時間意識があった後に起こり、したがって、死刑を執行される者に不必要な苦痛と傷害が起こります。
質問11 法医科学者として絞首刑に関して何か述べる事があれば、御自由にお書き下さい。
私の個人的な意見は死刑は世界中から廃止されるべきだということです。絞首刑は、多くの場合において死刑囚に不必要かつ予想不能な意識のある時間をもたらし、残酷な死ぬに死ねない苦痛を伴っている、野蛮で時代遅れの死刑執行方法です。
ヴァルテル・ラブル 大学助教授(医学博士)
法医学研究所
インスブルック医科大学
ミューラーストラッセ44
A-6020 インスブルック オーストリア
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〈論文一覧〉
インスブルック医科大学 法医学研究所
副所長:ヴァルテル・ラブル 大学助教授(医学博士)
ミューラーストラッセ 44, A-6020 インスブルック
ベーア・B、ラブル・W、リービーゼラー・K、ジャコムッツィ・S、リーマー・Y、パフリーツ・M
[オーストリアの薬物乱用に対する徐放型経口モルヒネの影響]
<神経精神医学>2010年24巻2号108~17頁
PubMed PMID: 20605006
ヘルフ・H、ローゼン・SJ、パール・P、ミッターレヒナー・T、ラブル・W、ヴェンツェル・V
生存者への死亡証明。ラザルス現象はドイツ、オーストリアおよびスイスの救急隊員による生存者への死亡証明を部分的に説明するか?<麻酔科医>2010年4月59巻4号342~6頁
PubMed PMID: 20224947
シュロット‐フィッシャー・A、ビッチェ・M、フンペル・C、ヴァルヒャー・C、マイヤー・H、イエリンガー・K、ラブル・W、グリューケルト・R、マルクシュタイナー・J
筋萎縮性側索硬化症におけるクロモグラニンペプチド
<ペプチド制御>2009年1月8日152巻1-3号13~21頁 電子出版2008年8月5日
PubMed PMID: 18721831
ラブル・W、パフリーツ・M、ズーマン・G
ラヴィネヌンファール。雪崩事故
<司法医学>2008年18巻5号397~406頁
DOI: 10.1007/s00194-008-0531-x
アーディゾーニ・N、カッペッロ・F、ディー・フェリーチェ・V、ラッパー・F、ミネルヴィーニ・F、マラザ・S、マラザ・L、ラブル・W、ズンモ・G、セルジ・C
ヒトの特発性拡張型心筋症における心房性ナトリウム利尿ペプチドおよびCD34の過発現
<APMIS>2007年11月115巻11号1227~33頁
PubMed PMID: 18092954
フェーマー・HP、ヒンメルライヒ・A、ヘンリンガー・B、パフリーツ・M、アイゼントレ・K、へプル・R、ラブル・W、ツェルニー・CP
全身性オルソポックスウィルス感染後に正常な抗体価の上昇反応が起こらなかった「リクリエーショナル」ドラッグ乱用
<感染症>2007年12月35巻6号469~473頁 電子出版2007年10月4日
PubMed PMID: 17917699
ルットマン・E、ヴァイセンバッハー・A、ウルマー・H、ミュラー・L、ヘーファー・D、キーロ・J、ラブル・W、シュヴァルツ・B、ラウファー・G、アントレッター・H、マイア・P
体外膜酸素支持療法を長期に維持することは心循環停止を伴った低体温症の生存を改善する
<胸部血管外科雑誌>2007年9月134巻3号594~600頁
PubMed PMID: 17723804
パフリーツ・M、リービーゼラー・K、グルブヴィーザー・P、ウルマー・H、ザウパー・T、ラブル・W
もう1つの市販「酔いざまし」:アウトックスは自らの約束を守るか?
<ウィーン犯罪週報>2007年119巻3-4号104~11頁
PubMed PMID: 17347859
パフリーツ・M、グルブヴィーザー・P、リービーゼラー・K、ラブル・W
呼気アルコールの消失率
<国際法医科学>2007年8月24日171巻1号16~21頁 電子出版2006年10月24日
PubMed PMID: 17064864
パフリーツ・M、リービーゼラー・K、グルブヴィーザー・P、シューベルト・H、ラブル・W
テトラゼパム代謝の司法医学的側面
<国際司法医学雑誌>2007年5月121巻3号169~74頁 電子出版2006年10月5日
PubMed PMID: 17021899
クレスティール・T、モルロック・MM、シュヴィーガー・K、ゼレンシュロー・K、クルダ・B、ビーダーマン・R、ヘナービヒラー・A、シュメルツ・W、ラブル・W、ブラウツ・M
骨セメントなしに股関節形成術を行った2つの異なるステムの2つの異なるヘッドと協働した移動:非生体内における生体力学的研究
<整形および外科手術雑誌>2006年8月126巻6号387~93頁
電子出版2006年3月24日
PubMed PMID: 16557367
リービーゼラー・K、パフリーツ・M、グルブヴィーザー・P、ラブル・W
予告されたエクスタシーによる自殺
<国際司法医学雑誌>2007年1月121巻1号40~3頁 電子出版 2005年9月21日
PubMed PMID: 16175411
リービーゼラー・K、パフリーツ・M、グルブヴィーザー・P、ラブル・W
エクスタシー――部外者として参加したレイブ・パーティでさえ死の危険
<国際法医科学>2005年10月29日153巻2-3号227~30頁 電子出版2005年1月15日
PubMed PMID: 16139114
パフリーツ・M、グルブヴィーザー・P、ブラントシュテッター・A、リービーゼラー・K、ラブル・W
血液/呼気アルコール変換ファクターQに関する研究:濃度依存性と日常業務での応用可能性
<国際法医科学>2006年5月10日158巻2-3号149~56頁 電子出版2005年6月29日
PubMed PMID: 15993021
パフリーツ・M、リービーゼラー・K、グルブヴィーザー・P、ラブル・W
アヘン誘導体のCEDIAバプレノルフィン・アッセイの交差反応性:オーストリアの現象か?
<国際司法医学雑誌>2005年11月119巻6号378~81頁 電子出版2005年4月16日
PubMed PMID: 15834736
レーデラー・W、マイア・D、ラブル・W、バウビン・M
病院外での心肺蘇生に伴う肋骨および胸骨骨折の頻度は従来の胸部X線では低く見積もられている
<蘇生>2004年2月60巻2号157~62頁
PubMed PMID: 15036733
グルブヴィーザー・P、パフリーツ・M、ギュンター・M、ラブル・W
交通事故におけるエアバックとの接触:運転者の身元を確認するためのDNA検出
<国際司法医学雑誌>2004年2月118巻1号9~13頁 電子出版2003年11月22日
PubMed PMID: 14634830
グルブヴィーザー・P、パフリーツ・M、へーファー・D、ラブル・W
植め込み後10年で起こった人工大動脈弁の完全な剥離
<国際司法医学雑誌>2003年12月117巻6号367~70頁 電子出版2003年10月22日
PubMed PMID: 14574592
グルブヴィーザー・P 、ターラー・A、ケッホル・S、タイスル・R、ラブル・W、パルゾン・W
指紋痕を可視化した後の血痕と唾液痕のSTR検査法に関する体系的研究
<法科学雑誌>2003年7月48巻4号733~41頁
PubMed PMID: 12877288
パフリーツ・M、ハイデッカー・A、グルブヴィーザー・P、ラブル・W
イソフルラン乱用により引き起こされた致死的事故
<国際司法医学雑誌>2002年12月116巻6号357~60頁
PubMed PMID: 12596784
イプシログル・OS、ファーテーミ・A、ラブル・W、クルップ・N、ロール・P、マイヤー・H、ケルブル・R、クルツ・R
[オーストリアにおける小児突然死――現状と登録方法改善のためのSIDSコンセンサス作業部会の勧告]
<ウィーン犯罪週報>2002年9月30日114巻17-18号795~800頁 概観 ドイツ語
PubMed PMID: 12416287
パフリーツ・M、ハイデッカー・A、グルブヴィーザー・P、ラブル・W
オメトエートによる致死的中毒
<国際司法医学雑誌>2002年8月116巻4号238~41頁 電子出版2002年4月17日
PubMed PMID: 12185494
ミロニヒ・G、ニーダーレッガー・H、ラブル・W、ホッホライトナー・BW、へーファー・D、ロマーニ・N、ヴィック・G
若年で健康なヒトの血管内膜における血管関連樹状細胞のネットワーク
<動脈硬化と血栓の血管生物学>2001年4月21巻4号503~8頁
PubMed PMID: 11304464
リーダー‐シャリンガー・J、ペーア・R、ラブル・W、ハジベーダー・W、 ショバースベルガー・W
[ブタンガス吸引後に起こった多臓器不全:事例報告]
<ウィーン犯罪週報>2000年12月22日112巻24号1049~52頁 ドイツ語
PubMed PMID: 11204316
シュペルル・W、キーヘル‐コーレンドルファー・U、プップ・U、ハーバーラント・E、スクラダル・D、ブルンナー・M、マンゴルト・B、キール・S、ラブル・W、オーベライクナー・W
[チロルにおけるSIDS予防計画]
<ウィーン犯罪週報>2000年3月10日112巻5号209~15頁 ドイツ語
PubMed PMID: 10763533
バウビン・M、ラブル・W、プファイファー・KP、ベンツァー・A、ギリー・H
能動圧迫‐減圧心肺蘇生法(ACD-CPR)後の胸部外傷
<蘇生>1999年12月43巻1号9~15頁
PubMed PMID: 10636312
バウビン・M、ズーマン・G、ラブル・W、アイブル・G、ヴェンツェル・V、マイア・P
ACD-CPRに伴って増加した胸部外傷の頻度
<蘇生>1999年6月41巻1号33~8頁
PubMed PMID: 10459590
ラス‐フレールル・C、ザルツァー・GM、シュミット・T、ラブル・W、ウルマー・ H、ディーリヒ・MP
ヒト肺アスペルギウスのコロニー形成とその重症患者管理への影響
<英国血液学雑誌>1999年3月104巻4号745~7頁
PubMed PMID: 10192435
ラブル・W、カッツグラベル・F、クノイボイール・BP
同一口径の薬莢を前後に並べた装填の弾道学的側面
<国際司法医学雑誌>1999年112巻1号58~61頁
PubMed PMID: 9932745
ヴァルトナー‐ローメン・M、ファルケンザンマー・G、ラブル・W、ヴィック・G
従来知られていなかった単核球の局所的集積場所。血管関連リンパ組織
<組織化学細胞科学雑誌>1998年12月46巻12号1347~50頁
PubMed PMID: 9815275
ラブル・W、リーペルト・T、シュタインレヒナー・M
改造していない空砲の銃から発射された金属の針と極めて小口径の武器――技術および創傷弾道学的側面
<国際司法医学雑誌>1998年111巻4号219~23頁
PubMed PMID: 9646170
ラブル・W、バウビン・M、ハイト・C、プファイファー・KP、シャイタウエル・R
能動圧迫―減圧心肺蘇生法(ACD-CPR)に関する総説、医源性合併症とその生体力学的説明
<国際法医科学>1997年10月6日89巻3号175~83頁 総説
PubMed PMID: 9363626
ラブル・W、カッツグラベル・F、シュタインレヒナー・M
中絶目的の樟脳摂取(事例報告)
<国際法科学雑誌>1997年9月19日89巻1-2号137~40頁
PubMed PMID: 9306672
ハイト・C、ラブル・W、バウビン・M
能動圧迫―減圧心肺蘇生法:胸部の異なる形状が力の伝搬へおよぼす影響
<蘇生>1997年8月35巻1号83~5頁
PubMed PMID: 9259065
クリスマー・M、ハイト・C、ラブル・W
繊維輪の回転モーメント抵抗力への寄与
<脊椎(Phila Pa 1976)>1996年11月15日21巻22号2551~7頁
PubMed PMID: 8961442
ラブル・W、ハイト・C、クリスマー・M
ヒト脛骨の生体力学特性:骨折時の挙動と形態学
<国際法医科学>1996年11月11日83巻1号39~49頁
PubMed PMID: 8939012
ラブル・W、マルクヴァルダー・C
致死的な姿勢およびヘロインが原因となったヘロイン吸入後の小腸梗塞と下腿筋肉の壊死。事例報告
<米国法医病理学雑誌>1996年6月17巻2号163~6頁
PubMed PMID: 8727294
ラブル・W、バウビン・M、ブロインガー・G、シャイタウエル・R
能動圧迫―減圧心肺蘇生法に由来する深刻な合併症
<国際司法医学雑誌>1996年109巻2号84~9頁
PubMed PMID: 8912053
バウビン・M、ラブル・W、シルマー・M、ギリー・H
能動圧迫―減圧心肺蘇生法の危険な側面
<スカンジナビア麻酔学会報 補遺>1996年109巻109~11頁
PubMed PMID: 8901970
カトライン・A、クレスティール・T、ビルバーマー・G、ブーフベルガー・W、ラブル・ W、クエンツェル・K
回転凍結切除術:新しい連続切片作成術の医学的および科学的価値
<臨床解剖学>1996年9巻4号227~31頁
PubMed PMID: 8793215
カッツグラベル・F、ラブル・W、シュタイナー・M、ヴェーインガー・G
[歯科補綴――残留アルコール含有率は?]
<血中アルコール>1995年9月32巻5号274~8頁 ドイツ語
PubMed PMID: 7576430
ラブル・W、シュタインレヒナー・M、カッツグラベル・F
「検死時の血中アルコール濃度決定における外傷の役割(<国際法医科学>71巻1995年1~8頁)」と題されたチャールズ・L・ウィンクらの論文について
<国際法医科学>1995年7月28日74巻3号213~4頁
PubMed PMID: 7557755
ラブル・W、エンネモザー・O、トリブッチュ・W、アンバッハ・E
バルーン・タンポナーデ後の医原性胃破裂。2症例報告:粘弾性モデル
<米国法医病理学誌>1995年6月16巻2号135~9頁
PubMed PMID: 7572868
アンバッハ・E、ラブル・W、ウンガー・C、ヴァイス・G
解剖による証明なしに心筋梗塞と断定する死亡証明書の不適切性
<国際法医科学>1995年1月21日71巻1号75~6頁
PubMed PMID: 7875622
カッツグラベル・F、ラブル・W、アンバッハ・E
[医療行為における予期しない患者死亡]
<ウィーン医学週報>1995年145巻6号140~3頁 ドイツ語
PubMed PMID: 7785281
ラブル・W、ハイト・C、カッツグラベル・F、ヴァルゼル・B
[頭部離断を伴った縊死 事例報告 生体力学]
<犯罪学雑誌>1995年1-2月195巻1-2号31~7頁 ドイツ語
PubMed PMID: 7710313
アントレッター・H、ダプント・OE、ラブル・W、アンバッハ・E、ツェートホーファー・K、マイア・P、ヴィーダーマン・CJ
成人双生児2人に発生した第3度房室ブロック
<ランセット>1994年6月18日343巻8912号1576~7頁
PubMed PMID: 7911904
ラブル・W、リーニガー・B、ズッター・K、ジーグリスト・T
[ケフィア水のエタノール含有量]
<血中アルコール>1994年3月31巻2号76~9頁 ドイツ語
PubMed PMID: 8204224
ラブル・W、ジーグリスト・T、マルティ・W
[非典型的な臨床経過をたどった硬膜外血腫]
<救急外科>1993年12月96巻12号632~5頁 ドイツ語
PubMed PMID: 8128257
ラブル・W、ブルームターラー・M
[用意された靴に由来する明らかな超自然的治癒力]
<犯罪学雑誌>1993年9-10月192巻3-4号111~5頁 ドイツ語
PubMed PMID: 8257257
ラブル・W、エラー・W
[極端な至近距離からのショットガンの銃創弾道学]
<犯罪学雑誌>1993年7-8月192巻1-2号43~8頁 ドイツ語
PubMed PMID: 8215761
ラブル・W、ジーグリスト・T、ズッター・K
[医源性メサドン中毒]
<スイス評論診療業務>1993年2月23日82巻8号217~9頁 ドイツ語
PubMed PMID: 8441877
ラブル・W、ジーグリスト・T
[小静脈の損傷からの致死的な放血]
<犯罪学雑誌>1992年11-12月190巻5-6号171~5頁 ドイツ語
PubMed PMID: 1482233
ラブル・W、アウアー・M
農夫の異状死
<米国法医病理学雑誌>1992年9月13巻3号238~42頁
PubMed PMID: 1476131
ラブル・W、マルクヴァルダー・C
[練習用弾による銃創]
<犯罪学雑誌>1992年9-10月190巻3-4号88~96頁 ドイツ語
PubMed PMID: 1444710
ラブル・W、ジーグリスト・T
[側脳室脈絡叢の黄色肉芽腫(症例報告)]
<神経精神病学の進歩>1992年8月60巻8号305~7頁 ドイツ語
PubMed PMID: 1511946
ラブル・W、ジーグリスト・T
[篩重層法による胃内容物の分離]
<犯罪学雑誌>1992年5-6月189巻5-6号164~8頁 ドイツ語
PubMed PMID:1642497
ジーグリスト・T、クニューゼル・HP、マルクヴァルダー・C、ラブル・W
[「体内銃残渣」――隆起した皮膚における銃弾入口部マーカー]
<犯罪学雑誌>1992年3-4月189巻3-4号91~9頁 ドイツ語
PubMed PMID: 1610267
ラブル・W、リンガー・E
[1本の毛髪からの血液型群の決定]
<司法医学への貢献>1992年50巻139-43頁 ドイツ語
PubMed PMID: 1489317
ラブル・W
[抱水クロラール摂取後の突然死]
<司法医学への貢献>1992年50巻131~4頁 ドイツ語
PubMed PMID: 1489315
ラブル・W、アンバッハ・E、トリブッチュ・W
[揺さぶり外傷後の遷延した窒息]
<犯罪学雑誌>1991年5-6月187巻5-6号137~45頁 ドイツ語
PubMed PMID: 1888261
ラブル・W、トリブッチュ・W、アンバッハ・E
[バルーン・タンポナーデ後の医源性胃破裂――2症例報告]
<胃腸学>1991年4月100巻4号1157.
PubMed PMID: 2001823
トリブッチュ・W、ラブル・W、アンバッハ・E
[自動小銃(StG)58による布貫通後の異状な創傷形態]
<犯罪学雑誌>1991年3-4月187巻3-4号75~83頁 ドイツ語
PubMed PMID: 1859215
アンバッハ・E、トリブッチュ・W、ラブル・W
[グラス破片により発生した致死的外傷。事例報告と剖検所見]
<犯罪学雑誌>1991年1-2月187巻2号39~46頁 ドイツ語
PubMed PMID: 2036057
トリブッチュ・W、ラブル・W、アンバッハ・E、ヘン・R
水に浸った遺体の異状所見――高カイロミクロン血症か肺脂肪塞栓か
<国際司法医学雑誌>1991年104巻3号173~6頁
PubMed PMID: 1911417
ラブル・W、アンバッハ・E、トリブッチュ・W
[水中50年後の死後変化(再現された1939年の自殺)]
<司法医学への貢献>1991年49巻85~9頁 ドイツ語
PubMed PMID: 1811537
アンバッハ・E、トルブッチュ・W、プファー・P、ラブル・W
[氷河中の異状な2遺体の発見――氷河に関連した法医学的見解]
<司法医学への貢献>1991年49巻285~8頁 ドイツ語
PubMed PMID: 1811510
アンバッハ・E、トリブッチュ・W、ラブル・W、フックス・D、ライブネッガー・G、ヘン・R、ヴァハター・H
死後ネオプテリン濃度:細胞免疫学的背景の有無による診断の比較
<国際司法医学雑誌>1991年104巻5号259~62頁
PubMed PMID: 1782146
アンバッハ・E、ラブル・W、トリブッチュ・W
[西オーストリアの監獄における死亡率]
<犯罪学雑誌>1990年7-8月186巻1-2号17~22頁 ドイツ語
PubMed PMID: 2278504
ラブル・W、アンバッハ・E、トリブッチュ・W
[遺体発見の異状な状況。剖検と結果の所見]
<犯罪学雑誌>1990年3-4月185巻3-4号93~8頁 ドイツ語
PubMed PMID: 2350201
トリブッチュ・W、ラブル・W、アンバッハ・E、フェント・F
[若年喘息患者の突然死――アレルギー性肉芽腫性脈管炎(チャーグ・ストラウス症候群)]
<司法医学雑誌>1990年103巻5号385~91頁 ドイツ語
PubMed PMID: 2356665
アンバッハ・E、トリブッチュ・W、ラブル・W
[幸運な結果に終わった幼児殺し未遂。チロルとフォーアアルベルクの幼児殺しに関する報告]
<司法医学への貢献>1990年48巻667~72頁 ドイツ語
PubMed PMID: 2241856
トリブッチュ・W、アンバッハ・E、ラブル・W
[外傷後水頭腫――繰り返された幼児虐待の結果]
<司法医学への貢献>1990年48巻613~9頁 ドイツ語
PubMed PMID: 2241849
ラブル・W、トリブッチュ・W、アンバッハ・E
[早発頭蓋骨癒合症――小児と若年成人における突然死の原因]
<法医学への貢献>1990年48巻217~21頁 ドイツ語
PubMed PMID: 2241793
トリブッチュ・W、ラブル・W、アンバッハ・E
[オートバイ運転手の死亡事故。法律により認可された防護ヘルメット導入前後の頭頸部外傷写真比較]
<法医学への貢献>1989年47巻625~30 ドイツ語
PubMed PMID: 2818543
アンバッハ・E、ラブル・W、トリブッチュ・W
[アルペンスキーの死亡率――剖検所見と法医学的結論]
<司法医学への貢献>1989年47巻591~5 ドイツ語
PubMed PMID: 2818538
ラブル・W、アンバッハ・E、バッティスタ・HJ
[致死的なベンゼン蒸気の吸引による皮膚損傷]
<司法医学への貢献>1989年47巻295~300 ドイツ語
PubMed PMID: 2818492